開催概要
3月1日(月)、駿河西病院では春の火災予防運動の一貫として、志太消防本部の協力のもと、病院スタッフ50人と消防隊員40人が参加する大規模な火災訓練を行いました。
開催背景
コロナ渦の一方、火災件数は減るどころか増加傾向にあります。特に毎年2月〜3月は空気の乾燥により、火災の発生しやすい時期。2021年も静岡県内でも多くの火事が発生しています。3月1〜7日は春季火災予防運動の一環として、今年度は、万全の感染予防対策の上、志太消防本部との合同訓練を実施する運びとなりました。
いつ起こるかわからない災害に備え、患者様やスタッフの安全な救出、避難誘導がスムーズにできるよう、様々な訓練を実施しています。
当日の様子
病院スタッフによる119番通報で訓練開始。
訓練は、1Fのレントゲン室から火災が発生し、院内に逃げ遅れた人がいる想定で行われました。屋上に逃げ遅れた人がいる想定で、消防隊員が2台のはしご車を使って救出します。
「ブラインド式」の火災訓練で高まる緊迫感
今回の訓練は、あらかじめ避難訓練のシナリオが周知されない「ブラインド型」で行われました。ブラインド型の訓練は、段階的に共有される災害の情報に応じて、病院スタッフが臨機応変に対応していく内容で、非常に緊迫感のある訓練です。近隣の地域の方々が見に来られる場面もありました。
本番さながらの訓練で、スタッフの対応力や判断力の向上を促す
消防隊の指揮のもと、大規模な災害が起きた時にスタッフ一人ひとりが取るべき一連の行動を訓練することで、いざと言う時に対応できる力や適切に判断する力を養いました。
訓練を終えて
多くの患者様の命を預かる病院で起こる火災は、迅速なかつ的確な避難誘導等がとても重要になってきます。駿河西病院では、今後もこうした訓練を定期的に実施し、万が一の事態が起きても患者様の安全が確保できるように備えてまいります。