お知らせ
2021/02/19
コロナ禍で高まる在宅医療の強化を。シームレスな医療・介護サービス提供を実現
医療法人社団綾和会 駿河西病院(静岡県焼津市/理事長:横田通夫、以下「駿河西病院」と表記)は、
2021年1月より在宅診療部の部長として地域医療の経験豊富な安池純士医師を迎え、
在宅医療機能の一層の強化を目指しています。
回復期からの退院、ご自宅での療養生活まで包括的な医療・介護のサービスを“シームレス”にご提供することで、
高齢化の進む志太榛原地区を支えていきます。
■駿河西病院について
駿河西病院は、約30年に渡り、隣接の介護老人保健施設「焼津ケアセンター」と密に連携をとりながら、
認知症患者様を含む地域の高齢者の皆様の長期療養を支えてまいりました。
2019年に病棟を新築し回復期リハビリテーションの機能を強化。
そして、2020年4月より在宅診療部を開設したことで、療養機能だけではなく、
入院からご自宅復帰後までを包括的に支える病院として年々機能を充実させています。
■コロナ禍での病院や介護施設での「面会制限」により、在宅医療が注目
在宅医療はコロナ禍において需要が増加すると予測されています。
当院でも「入院すると自由に面会もできなくなるため、
自宅で最期まで面倒を見たい」というご家族の声が増えている印象があります。
リモートワークの広がりによるフレキシブルな生活様式の浸透など、
以前よりも自宅で過ごす人が増えていることが今後一層影響してくることと想像されます。
■高齢化の進む志太榛原地区。「地域に生きる」を支える総合医療施設を目指す
駿河西病院が含まれる志太榛原医療圏(島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)は、
全国平均に比べて高齢化率が高い地域です。
高齢化の進行に伴い将来の医療需要も増加すると見込まれ、
地域内の在宅医療の仕組みづくりを構築することが必要になっています。
このような状況において、コロナ禍を通じた社会状況の変化や新しい生活様式への対応、
地域の高齢化に伴う在宅医療への需要増加に備えるため、
駿河西病院は「在宅診療部」を一層強化することで、
「地域に生きる」を支える総合医療施設として地域住民の暮らしを支えてまいります。
■在宅診療部長 安池 純士 コメント
私はこれまで、外科や救急、緩和ケアでの総合診療の経験を経て、約17年間在宅医療に携わってきました。
在宅医療において大切なことは、患者さんが住み慣れた場所で安心して最期を迎えられる地域づくりです。
地域医療の視点からみた駿河西病院の強みは、
入院から在宅医療、施設入所、緩和ケアまでを一つの医療法人で途切れなくシームレスに提供できることです。
「自宅で最期まで過ごしたい」「施設に入りたい」「ホスピスで緩和ケアを受けたい」といった、
患者さんの多様な想いに寄り添った提案が叶うことが地域医療の価値だと感じています。
コロナ禍で在宅医療を求める声が一層高まってきている昨今、
在宅医療が終末期や慢性期の過ごし方のひとつとして当たり前に選択できる体制を地域に築いていきたいと思います。
医師プロフィール:在宅診療部長 安池 純士
筑波大学医学部卒。
これまで総合病院での外科、緩和ケア、救急等の総合診療を経て、2004年より訪問診療に従事。
プライマリ・ケアや認知症サポートにも精通する。
主な資格:プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医/日本在宅医療連合学会在宅医療専門医、指導医/日本緩和医療学会緩和医療認定医、教育指導者/日本救急医学会救急科専門医/外科認定医/日本医師認定産業医/認知症サポート医/厚生労働省臨床研修指導医
■本件の問い合わせ先
駿河西病院 広報担当 青木昂彦(あおき・たかひこ)
Tel :090-6724-4140
Mail:t-aoki@cuc-jpn.com